
株式会社 出雲村田製作所|株式会社 中筋組|セコム山陰株式会社
BCP策定の経緯を教えてください
建設会社は、従来から協定により災害時の応急活動を行っており、地域に深く関わる存在です。被害を受けた場合、地域の生活基盤を早期復旧すること、地域の安全・安心を守ることは私たちの社会的責務であり、大変重要な使命です。
そのような中、平成21年には新型インフルエンザの急速な流行、また関東地方整備局での事業継続力認定制度が始まりました。これが当社においてBCPづくりを進める直接的なきっかけとなりました。
BCPの概要を教えてください
災害時に参集し、体制を組み、対応することは、これまでの仕組みとほぼ同じです。
今回はこれに加え、出雲でも大規模被害が見込まれる「松江南方地震」を想定リスクとし、当社事業への影響を評価しました。災害による被害を感覚的に捉えることは可能ですが、リスク分析を行うことで、事業を継続するための弱い部分が分かりました。例えば、通信手段の代替策を計画に盛り込んでいます。
策定にはどのような苦労がありましたか?
企業の存続を脅かす災害は多種多様です。対応方法を考えると切りがありませんし、どのレベルまで考えるべきかは、難しい問題です。また実施した分析が本当に正しいのかも実は分からないため、ある程度は踏ん切る必要がありました。そのような中、専門的な知識を有するセコム山陰に相談できたことは有益であり、構築作業のヒントを適時に頂き、大変助かりました。
会社の経営に与えたメリットは何でしょう?
当社は今まで、土砂災害や水害が発生するたびに要請を受け、非常参集を行い、災害応急活動を行ってきました。しかし、その対応は全てが文書化されているわけではありません。今回、これをBCPとしてまとめた意義は大きいと思います。またこれにより、社内で共通の理解を図ることができるようになったと考えています。
今後の抱負、予定についてお聞かせください
今後は社内での説明や研修により、事業継続への取り組みを理解し、対応出来るようにしていく予定です。また、BCPを考えるため、既に実施している「労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS)」の活動の中に取り込んで行きたいと考えています。
このような取り組みによって、BCPは会社を存続させるための「安全対策」の一部だという意識が深まることを期待しています。
株式会社 中筋組
所 在 地 島根県出雲市姫原町293番地
業 種 建設業
従業員数 132名(2011年3月1日現在)
