事例紹介

株式会社 出雲村田製作所株式会社 中筋組|セコム山陰株式会社

BCPでサービスのあるべき姿が見えてきました

BCP策定のきっかけや経緯をお聞かせください

 「セコム」と言えば「警備会社」を思い起こされると思いますが、当社は独自に情報系事業も行うセコムグループ内の独立した1企業で、松江と鳥取の2箇所でデータセンターを運営しています。この「データセンター」は重要なサーバ類を管理するお客様のサービス拠点であり、これまでにもハードとソフトの両面からサービス提供に必要な体制の強化を図ってきました。具体的には、建物と設備はデータセンターに関する国の検査を受け、さらに情報セキュリティに関する第三者認証制度(ISMS:情報セキュリティマネジメントシステム)を取得しています。BCPについては早い段階から情報収集しており、お客様や自社の防災・危機管理用システムの運営を行い始めたことをきっかけに、データセンターサービスの信頼性をより高めていくことを目的として取り組み始めました。

 

BCMS(事業継続マネジメントシステム)認証を中国地方初で取得していますね

 BCPは作っただけでは機能しません。そこで、計画内容の継続的な改善を進めていく仕組みをつくる必要がありました。あわせて、当社の取り組みに対する対外的な評価を得ることも目指し、BCMS認証の取得を進めることにしました。
 認証取得のためには、分析方法やBCP文書を大幅に見直さなければならず、作業量と構築及び分析の困難さともにハードルは高かったと言えます。しかし、認証取得企業は全国でもまだ30社程度である、中国地方では初となったことから、この分野ではかなり先行する結果となりました。あわせて、関係者で話し合いを進めながら、事業継続に必要な体制づくりを進めることができたのは認証取得の成果と言えます。

 

その他にもBCPを作ることで得られたことは何ですか?

 これまでデータセンターサービスは、堅牢な建物やネットワークを使って行う「お客様の情報を預かるサービスである」と考えていました。しかし、BCPを作ることで、私たちは「お客様に最適なサービスを提供しているのだ」という理解が深まりました。どのようにしてサービス停止を軽減するのか、いつまにどのレベルで復旧させるのか、それはどのように実現させるのか、ということを検討することは、私たちが提供しているサービスのあるべき姿を検討することにつながります。そのため、BCPの策定と運用は、自社のサービスをより信頼していただけるものへと改善していくきっかけになるものだ、と考えています。

 

今後の抱負、予定をお聞かせ下さい

 現在運用しているBCPの対象範囲はデータセンターサービスにとどまっており、当社事業の中ではまだ一部でしかありません。そこで、今後はBCPの対象範囲を広げつつ、会社全体としての事業継続力を高めていくことが必要となっています。また、当地では年末に豪雪があり、さらに東日本では巨大地震が発生したことから、当社のBCPの点検や見直しを始めています。これらの災害を参考にしながら、今後も継続的に内容を改善していきたいと考えています。

 


セコム山陰株式会社

セコム山陰株式会社
所 在 地 島根県松江市北陵町34
業  種 警備業・情報通信業
従業員数 230名 (2011年年8月現在)